2007年4月4日水曜日

ユニファイド・コミュニケーション・システム VS 専用機 その2

PBXのリプレース頼みだけでは頭打ち情報系との連携商談で新市場を開拓
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070330/266979/

法人向けIP電話機器市場、06年の出荷額は9.7%増の1073億円、IP-PBXの成長鈍化
http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20070330nt1a.htm

IP電話という錦の旗にかげりが見え、次なるお題目を探しているだけという気がしないでもない。目新しい物がいい物であるとは限らないのは自明の事で、専用機には専用機の良さがある事も考える必要があるだろう。

まず、専用機には長い実績の中で培われたノウハウが詰まっている。非常に効果の見えにくい部分ではあるが、長年かけて細部まで練りこまれた仕組みは業務手順との親和性も高く、長い目で見た時に大きな効果を生んでいる場合もあるだろう。そしてシステムの統合やデータベースの統一化は、何か一つのトラブルが広範囲に影響を与えてしまいかねないという危険性を孕んでいる。またバックアップソリューションやトラブル対策をキッチリ見積もっておかないと、かえってコスト高という事態も起こりうるだろう。なにより一番あり得そうなのは、その豊富な機能のほとんどを最終的には使用しないユーザーが大半を占める、というようなケースだろう。その機能郡によって従業員たちに何をさせるのか、それを徹底させるのはトップの責務だが、導入を決める段まではあーでもないこーでもない、アレが出来ないとダメ、コレが出来なきゃイヤと口煩いことこの上ない割に、導入後それがどのように活用され、どれだけのメリットをもたらしているか精査しているだろうか?はなはだ疑問である。

結局何か取り留めのない愚痴で終わるのはデフォなのか・・・