2007年4月18日水曜日

一斉同報通信 SkyIPCast

NEC ネッツエスアイ、WiMAX 防災無線システム評価検証をサポート
http://japan.internet.com/allnet/20070417/4.html

記事本文に記載は無いが、NECネッツエスアイが提供するVoIP一斉同報のプロダクトといえば SkyWaveのSkyIPCastの事と考えてまず間違いないだろう。同製品はこの手の自治体における同報通信/放送システムに多く採用されているようで、ニッチな市場の中での話だがその存在感は異彩を放っている。残念ながら私はWeb等で公開されている以上の詳細な情報を知る立場にないが、顧客の要望や、Ciscoなど3rd パーティー製品とのインテグレーションを可能にする細かなカスタマイズを行いつつも、かなり低価格なのではないかと予想している。特に自治体で多くの実績を築いている模様だ。
首都圏ではあまり見かけなくなったものの、地方自治体では村や町を網羅するように拡声器を配置し、水害などの緊急放送、催し物の告知、夕刻を知らせる音楽などの配信サービスを行っている。スピーカーから流れる音声は不鮮明であったり、家の中に居ると聞こえづらかったりと言う難点があるものの、地域特有の災害告知は特に無くてはならない重要なものである。近年、これらの設備の老朽化が進みリプレース時期を迎えているという事もあるだろうし、またそれとは別の動機も相俟って、SkyIPCastへの注目が集まっているように思う。
国策として推し進められたe-Japan戦略の予想以上の成功により、ネットワークインフラは次々と増強されてきた。そして同時に地方自治体も何故か独自のインフラを構築し、増強してきたのだ。それを批判するつもりはないし、そもそも背景となる事情にも疎いのではっきりした事はいえないが、だぶついた帯域の使い道を血眼で捜している感があるような無いような・・・そのあたりの事情もあって、各家庭に端末とネットワークポートを配備し、同報通信を行うと言う発想に結びついている面もあるのではないだろうか?


中央コリドー高速通信実験プロジェクト推進協議会 (CCC21)
http://www.ccc21.or.jp/index.htm

まったく知らなかったのでちょっとだけ調べてみたら・・・
http://www.ese.yamanashi.ac.jp/~itoyo/preparation/scrap/asahi97.htm
脱力してしまった・・・
通信インフラという名の箱物行政とそれに群がる通信機器メーカーの図ってとこでしょうか?