2007年1月26日金曜日

Voice系の憂鬱

http://www.networkworld.jp/netshinso/-/56309.html
通信・ネットワークの深層
第45回 IP電話が企業に浸透しないほんとうの理由

私は売る側の人間なのでついついこういった側面には目をつぶってしまいがちだ。要約すれば、人々はもはや音声系のデバイスやサービスに真新しいものなんか期待してませんよ、っという身も蓋もない話です。 顧客側とメーカー側の温度差を見つめなおす作業が自分自身にとってとても重要だと、あらためて自覚しなくてはならないだろう。 音声を使ったコミュニケーションに対する重要度、依存度は下がる一方で、まったく無くなってしまう事は無いにせよ、今後顧客を振り向かせるのは容易ではない。
多くの人たちが何年もの間待ち望んだIP電話におけるキラーアプリなんて本当は存在する可能性すらなくて、電話やその他音声通信デバイスの形態そのものを叩き壊しかねないSkypeの方がよっぽど将来性がありそうですし・・・ あまり後ろ向きのことばかり考えたくは無いのですが、コッチの業界にいる人たちにとって、この閉塞感は多かれ少なかれリアルに響いてくるのではないでしょうか。

それにしてもSkypeってもっと面白いプラットフォームになり得るんじゃないだろうか? APIも公開されていることだし、この際、Skype上で動作するいろんなデバイスやソフトを作ってみるのも面白いかもしれない・・・
それがビジネスになるかは微妙だけど。