2007年1月4日木曜日

インスタント・コミュニケーション・ツールが気になる

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0612/25/news007.html
ビジネス向けのメッセンジャー Biz IM市場の幕開け

インターネット・メッセンジャーがビジネスツールとして注目されるのは当然として、でも日本の企業環境の中にどれだけ浸透するんだろうか?っていう疑問は残る。IMなんて何ら目新しくもないし、インスタント・コミュニケーション・ツールはIMだけじゃなくて今までだって色々あった分けだけど、企業としての導入はあまり芳しくなかったように思う。結局、おじさんたちはPBXの内線電話が大好きっていう単純なことなのかもしれないけど、私には日本人のコミュニケーションスタイルに起因する何やらモヤモヤした雰囲気が大きな阻害要因になっているように感じられてならない。

電話会議よりも、一つ所に集まって会議を開きたがるような、インターコムよりも相手が応答するのを待つ電話機を好むような、そして、IMでいきなりメッセージを送りつけるよりも相手が都合のいいときに開くことのできるEmailを好むような・・・

いづれにせよ、社内のざっくばらんで済ませればいいようなコミュニケーションに過剰なPolitenessを求める心性が日本人の中にあるように思えてならない。まあ、それが過剰なのか、欧米人というか大陸の人たちが礼儀知らずなのか知らないけどね。とにかくこの手のテクノロジーをどうすれば日本企業に売り込めるのか、今後の動向が見逃せません。